自分でポスターを作りたいけど、うまくいかない…
これからポスターを作ろうとしているけど、どうしたらいいかわからない…
こんな風に悩んでとりあえずポスターデザインのコツを調べたりしていないでしょうか?
効果的なポスター作りには、デザインのコツ以前にもっと大切なことがあります。
この記事では広告代理店で4年以上実務を積んでいる経験をふまえ、ポスターデザインのコツ以前の、もっと根本的でありつつ最も重要な部分についてお話しします。
そのポスター本当に必要?デザインのコツ以前に大切なこと
デザインのコツ以前にもっと大切なことはこちら↓
- 目的の明確化
- 適切な方法の選択
デザインのコツ以前に一番大切なこと、それは目的を明確にすることです。
そして次に大切なのが、適切な方法を意識することです。
目的が明確になれば自ずと適切な方法は見えてきます。
なので、とにかくまずはポスターを作る目的を明確にしましょう。
そんなの当たり前じゃん!
目的なしに作ろうとするわけないじゃん…
と思う方もいるかもしれませんが、デザインの現場にいて目的が明確でないクライアントはかなり多いのが実情です。(そこを引き出すのもデザイナーの仕事だったりするわけですが…)
自分でポスターを作ろうとしている方も、どこかに依頼して作ろうとしている方も、まずはじめに目的を明確にすることでその後の制作効率が圧倒的に上がります。
詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
「誰に何を伝えて、どう行動して欲しいのか」までを明確にする
ポスターを作る目的の根本は、「伝えたいことがあるから」だと思います。
そこからもっと細かく、【対象】【内容】【効果】の3点を明確にする必要があります。
具体的には、次の3つの問いかけを行えば十分だと思います。
- 誰に一番伝えたいのか【対象】
- 何を一番伝えたいのか【内容】
- どう行動させたいのか【効果】
例えば、地域の運動会の告知ポスターを作る場合、問いかけの一例は次のようになると思います。
- 〇〇区民の全世代【対象】
- 運動会の日時【内容】
- 運動会に参加【効果】
といった要領です。
これらを考える時のポイントは、上から順番に決めつけないことです。
つまり、各問いを行き来しながら修正していくべきということです。
上記はあくまで一例で、もし効果の部分が運動会の認知なら、対象は県内や全国まで広がるかもしれません。
ここまで明確にできれば、適切な方法は自ずと決まります。
効果的な手段、場所を考える
目的を明確にしたら、それを果たすために効果的な手段と場所を考えて適切な方法を決めます。
具体的にいうと、手段とはポスターやチラシ、SNS、WEBバナーなどの告知方法で、
場所とは掲示板や店頭入り口、トイレのドア、SNS上、HP上など告知場所のことです。
前の項目の運動会の例で考えると、
- 手段:チラシ
- 場所:区民の住居に投函
という風に決められます。
運動会の参加率を上げたいならとにかく開催情報を周知させる必要があると思うので、ポスティングチラシが向いているんじゃないかなと。もちろんポスターとの併用もありですね。
ポスターの場合は掲示場所によってまた掲載情報も異なってきたりするのですが、それはまた別の話になります。
もし、運動会の認知度を全国的に上げたいとなれば、SNSなどネット用の告知物を作るべきだと思います。
つまり、この記事で一番伝えたいことは
目的によって制作すべきものは変わってくる
ということです。
まとめ:目的を明確にして、適切な方法を意識することが重要
繰り返しになりますが、目的によって作るべきものは変わってくるので、まずはデザインのコツ云々よりも目的を明確にすることが大切です。
目に見えるものを早く作ってしまいたくなる気持ちはわかりますが、作る前に目的をじっくり整理した方が結果的に近道だったりします。
焦らず効率的な道を選びましょう。
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